前回は主に特徴と全体的な話だったので、今回は各作品のシナリオとキャラクタにフォーカスした解説をしてみます。
第一弾作品 『ピクセルアニメこれくしょん!』
キャラクタとシナリオ
お話1 深夜零時の彼女:舞
ちょっと昔でも現代でもどちらでもありそうな名前でなるべく可愛らしい感じがするものという観点から選びました。
このキャラはレトロゲーム風ミニゲームにも登場しています。
お話は簡潔に説明してもネタバレになってしまいますので、是非プレイしてその内容と顛末を確かめてみてください。
お話2 バニーガールカジノ:ローズ、リリー
ファンタジーではよくある名前で、いかにもありそうな設定とあうような、あまり奇抜ではないものにしました。
冒険者たちが冒険を終え、平和になった世の中でそれなりの報酬を得た後再びパーティーメンバーや敵対していた者などと再開するところから始まるお話です。
バニーガール衣装でしっぽは大事だとは思いますがその物自体の主張が強いことと良い所が若干見えづらくなってしまうので、いっそ全部取っ払うという暴挙に出ました。
労力の面もありますが、どの作品でもイベント時男キャラの体をちゃんと描かないのは一番誰しもが見たい女性キャラの体が見えにくくなるからという同じ理由です。
お話3:小悪魔フェアリーランド:
妖精という性質から、個体のアイデンティティというより種族としてひとかたまりになっている色合いの方が強いイメージがあったので名前はつけませんでした。
これもまたファンタジーもので、ファンタジー世界なら十分こういうこともあるんじゃないかな? という出発点から考えたお話だったと思います。
苗字をつけない理由
『ぱられる・がーるふれんど』もそうですが、和名のキャラの苗字を決めていないのはこちらが意図しない形で特定の人物を受け手に想起させる可能性の懸念からで、仮に有名人とか知り合いとか自分の名前とかだったりすると、純粋ではない別のイメージが入ってくるのはあまりよろしくはないのではないかという配慮からですが、あまりそれを気にする人はそんなにいないかもしれないと最近思い始めているところです。
第二弾作品 『ザッピング・プリンセス』
前作は背景と人物の大きさバランスがちょっと悪くなってしまったとの反省から人物の解消度を上げて、背景とマッチするようにしました。
立ち絵は全身に近い見た目だと背景サイズや構図決めだけでなく、背景の描き込み量が多くなりがちで、またその描き方も難しくなるので、この作品以降は大体胸の下あたりからのバストアップに統一しています。
ヒロインの名前はそれぞれの個別ルートクリア時に明かされる仕様となっています。
各キャラについて
エルフの姫
エルフは華奢な種族のイメージでしたが他のキャラとの差別化の理由もあり、かなりグラマーにしました。
あとは排他的で高慢ちきな性質というエルフのイメージは、ヒロインキャラとしてはどうだろうという観点から、その性質はエルフの侍従にだけ反映させました。
後は服装としてエルフということで金属ではなく植物系の装飾にしました。
エルフは人間と違ってごてごて着けないシンプルな方が王族っぽい感じがしましたので、あの形になりましたが後で見ると胸のリボンはもっと小さくして脇の方にやった方がよかったかもと思いました。
黒薔薇の姫
寒い地方の国ということで肌の色を若干白めにしています。
エルフが金髪なのでこちらは銀髪にし、姫らしい巻き毛もちゃんとつけてアクセサリも若干多めにしています。
エルフと違う文化圏ということで金属や宝石の装飾となっています。
姫といえばティアラのイメージがあったので、この姫がつけているティアラがタイトル背景にも使われています。
魔族の王
魔族っぽく角があり、瞳は燃えているような色にして服は黒を基調に金色のアクセントを入れています。
色が埋もれていて一見分かりづらいですが、頭にリボンをつけておりよく見ると立ち絵にも八重歯がちらっと見えます。
髪の毛も大人しくするよりかは跳ねさせたり他のキャラより短めにしたりして、差別化と魔族の王らしさを出そうとしていました。
各ヒロインの下着の色
また各ヒロインには下着姿の立ち絵が用意されており、下着の色はそれぞれエルフは白で、姫は黒にしたので、ではこの魔王キャラはどうしようかと迷いました。
白と黒は使えず、ベージュは見た目として大人っぽ過ぎて合わなかったので、その逆のイメージに振り切った爽やかな水色にしてみましたが、今見るとちょっと色が明るすぎたのでもう少しだけ落ち着いた色にすれば良かったかもと思いました。
また全員ベビードール(有りと無しの2パターンを用意しています)も着ていて、このキャラの色はここでも迷いましたが試しにピンクを使ってみたら割と合ったので、その色になっています。
サブキャラに関する無駄話
アップデート含めイベント絵のあるサブキャラが四人いますが、あまりネタバレにならない範囲で明かすと褐色エルフ、村娘(人妻)、館の侍女、女王となっております。
そのうちのあるひとつのイベントは、そこだけなぜか文章量と熱量が高く、やけに微に入り細に入り書かれているシナリオがあり他との温度差に多少の違和感を覚えた方や、なんとなくそうだったかも? とお気づきの方もいらっしゃるのではないかと予想されますが、人妻ものといえば、往年の大人向け週刊誌には大体ある、エロ体験コーナー(投稿といいつつたぶん専門の書き手が書いていそうな)のような趣のあるもう長年培われた一種の伝統芸の様な決まった型があると言っても過言ではない定番ジャンルであり。
そこで必ずといっていい程使われる、外してはならないセリフがあるように、最早これは様式美の世界と言えるのではないかと思うようなものが人妻ものです。
これを我先にと担当した水を得た魚のようなセニョール(当サークルのシナリオ担当)節が発揮されていますが、まだまだ自分はその世界の入口に僅かにつま先ほど踏み入っただけのひよっこ的存在に過ぎないと言っていました。
その他の見どころ
アップデートで追加された女王イベントはシナリオも含め自分の中でも動きも含め結構よく描けたと思うイベント絵で、また実際動いているものを見て頂きたいと思いますが、特にフラグ等の解放条件なく買ってそのままの状態でいきなりギャラリーからも見られますが、まず最初はメニューのナラティブアイコンからお話とBGMと効果音と共に楽しんでもらえればより作り手として嬉しいです。
このイベントには熱気を表現する為煙を充満させていますが、一作目ではまだ吐息くらいしか使わなかった蒸気(湯気)の表現も、もうちょっと違和感なく取り入れられる方法を見つけだしたのもこの頃からで、後の最新作のサキュバスでのお風呂シーンまで続く、当サークルのドット絵で表現する蒸気表現の変化という視点で見てもらってもちょっと面白いかもしれません。
かなり長くなりましたので、二回に分けますが次回は3作目と4作目のシナリオとキャラの解説をします。